フォトグラファー中田奨 目線 撮影の裏側 (vol.1 Stonp jump session)
2014.08.03
STONP
2013年の年の瀬、STONPの撮影。
この日、撮影のロケーションとなったのは、札幌の山奥にあるノール地形。
ここにキッカーを作りジャンプセッションとなった。彼らにとって大きなジャンプではなかったが、てこずっている様子。それは、フォトグラファーも一緒。なぜなら吹雪とガスによる視界不良の為だった。残念ながら、この日のようなコンディションの写真や映像は、雑誌やムービーに使われる事は難しい。
そんな「訳あり」になってしまい、蔵入り寸前だった作品を引っぱり出してみました。
集ったライダー達は、國母和宏(adidas),工藤洸平(SALOMON),上村好太朗(FLOW),平野英樹(BURTON),Austin Hironaka(RIDE)、そして中井孝治(SALOMON)の6人。
撮影前に色々と準備がある。飛び出しの方向や、アプローチ距離、ランディングに合わせたリップの大きさ形などを、ライダー達で話し合いセッティングする。
僕達がこのポイントへ着いた時は、薄く太陽がさす天候だったが、セッションがスタートする頃には猛吹雪。
オースティン(フロントサイド3)
中井孝治(バックサイド7)
ビデオグラファー 西尾’ジャッキー’裕之
1人2本ほど飛んだところで少し雪が止みだした。しかし、空は厚い雲…。
工藤洸平(フロントサイド7)
工藤洸平(バックサイドターン)
上村好太朗(キャブ7)
國母和宏(フロントサイド9)
毎年こうして冬という限られた時間の中でライダー達は、最高のパフォーマンスを写真や映像として残していく。
photo and text Tsutomu Nakata