HPSのオススメな乗り位置と乗り方。

2018.04.02

 
おはようございます。
今僕はバンクーバー空港でブログを書いています。
 
 
今回はHeartFilmsの撮影でアラスカのヘインズに向かっている最中なんですが、
ヘインズといえば、皆が見たことあるムービーなんかにも出てくる急斜面や縦筋いっぱいな斜面があったりするところみたいです。
 
といっても、僕はヘインズに来たことがなく、アラスカはバルディーズに過去2回ほど来ただけです。
 
 
 
そんな感じでほとんどアラスカのこと知らないので、、
 
 
 
楽しみな気持ち&不安な気持ちがありますが、自分の思うままに滑れたらなぁ〜と思います。
 
みんなやばい斜面ばっかり狙ってそうだから、気持ちいいところは余っているんじゃないかとw 
 
密かに思っています。
 
 
 
 
今回のアラスカのお供にはもちろん、来季発売予定の"HPS Wolle✖️Taka Nakai 155と158を持って来ました。
アラスカでどんな風に乗れるのか?
 
それも楽しみです。
 
 
 
その"HPS Wolle✖️Taka Nakaiなんですが、試乗会では多くの方に試乗していただけているみたいで嬉しい限りです。
 
 
運良くパウダーで試せた人はすごく良かったという声が多いのですが、
パウダーがなく、固い時に乗った人は、ピンポイント乗りで難しいかも!?という声も頂きました。
 
 
ありがとうございます!
 
 
 
そこで、僕が思うHPSの知ってほしい乗り位置と乗り方を紹介したいと思います。
 
 
 
・まずは表示されているリファレンス(推奨スタンス)よりも下げて乗ることをお勧めします。
後ろ足乗りを理想とし、浮力のことも考えているのでノーズが早い段階からロッカーしています。
キャンバー位置
も通常の板よりも後ろ足寄りにあります。
 
 
・前足は舵取りのイメージで、基本は後ろ足で乗る、コントロールする。
ターン導入時は前足にも乗りますが、最終的にはしっかりと後ろ足に乗ります。
あとはターンでスピードのコントロール、ターンの大きさで変わったりもしますけど。
 
 
 
ちなみに僕のセッティングは、前足はインサートの一番下、もしくは下から二番目のインサートを使い分けています。
 
 
 
使い分けるタイミングは、
 
 
通常モード(メイン)
前足側インサートは下から二番目のインサートに(リファレンスの一つ下)使って、それに合わせて後ろ足は自分のスタンス取れる位置に。
(僕は53センチのスタンス幅に取れるところに。
 
 
曲がれないくらいの深雪モード
パウダーすぎて曲がれないくらいの時ってありますよね?w
 
その時は前足のインサートを一番下の使ってます。
後ろ足もそれに合わせて、自分のスタンス幅を取れる位置に。
 
 
 
角度は 前足が−21 後ろ足は −3にしたり0にしたりです。
 
 
 
基本的には皆さんの好きなスタイルで乗ってもらいたいのですが、
 
通常のフリースタイルボードのようにセットバック無しで乗ったり、両足で乗りでターンすると、ソフトフレックスのため大きなノーズたわんでしまい、前に詰まってしまうことがあるからです。
 
 
フォトグラファーの中田ツトムも最初は真ん中につけていたらしいのですが、いつもの自分の板の乗り方で曲がろうとしたら、フロントフリップしたと言っていました。w
 
 
それからインサートを下にずらしてから調子がいいみたいです。
 
 
 
じゃあなんで硬くしなかったの?
 
という人もいるかもしれませんが、ソフトフレックスの理由は
緩斜面や低速域でも楽しく曲がれる、遊べる板にしたかったのでトーションが使いやすいソフトフレックスなんです。
 
 
この板の乗り位置、乗り方を知れば、
 
 
もちろん急斜面やコブ斜面、固い時などでも通常の板と変わらない、全スピード域で楽しめる最高に面白い板になっています。
 
決して難しいわけではないです、今まで乗っていた、雑に乗れる感じの板と乗り方が違うってことだけです。
 
 
じゃあやっぱり固い方が安定していいんじゃないの?って思う人もいるかもですが、
 
 
硬い板だと抜けにくい分細かい動きがしづらい、ニュートラルポジションを作りにくい。
 
固いフレックスだとある程度スピードが出ないと操作性が良くない、なので低速だと面白くない。
 
 
 
 
僕の経験では、
 
荒れたバーンや固いところ、不整地では広い面(両足)でエッジにのるよりも、
 
後ろ足乗りピンポイントでエッジを雪面にめり込ませるようなイメージで乗った方が抜けにくいと思う。
 
 
 
後ろ足乗りだとエッジが抜けそうになった場合もリカバリーできますが、
 
前足から乗ってエッジが抜けそうになったら、そのまま板がずれてドライブしたり、
リカバリーが効かないと思ったことがよくありました。
 
 
だから、しっかりと後ろ足に乗って、コントロール。
その方がターン後半にかけて前足が伸びてきて、後ろ膝は前に曲げて送り出せるので、ターン時の形が個人的に好きなのもあります。
 
 
 
と言っても自分の経験だけで書いているので、人によっては違うふうに捉えている方もいるかも知れませんので、、
 
参考程度にどうぞよろしくお願いします。